井上靖氏と仏像 その5

如来さまの後ろ姿。金色が鮮やかです。
如来さまの後ろ姿。金色が鮮やかです。
井上家の菩提寺の妙本寺にある井上家が奉納した仏像が、京都の橋本関雪先生からいただいたものだという確証の得られない松本館長と、篠崎さん、それと私は、「それでは京都へ仏像をもっていって、見てもらうしかない」という、なんというか、傍からみたら「なにやってるんだろう、この人たちは」というような、行動に移りました。                
 9月のとある日、妙本寺からお借りした仏像を布などでお包みし、搬送用の箱にお入れして、車の後部座席にたててシートベルトをおかけして、朝5時に船原館を出発しました。東名高速から新名神高速へ入り、途中サービスエリアでは「そばが600円では高いから我慢しよう」などという、どんなおじさん(おじいさん)たちだろうと思われるような会話をしながら、無事、京都の橋本関雪記念館に到着。どういうわけか、大阪から参加の北岡さん(NHKのカルチャースクールの講師をしているらしいが、真偽のほどは定かでない。)も合流して、銀閣寺の前の「おめん」といううどん屋で、おめんうどんと鯖ずしの昼食を。あとで、当館へ泊まられた方の、京都のお勧めB級グルメのお店の話の中にでてきました。                                                           
 いよいよ橋本関雪記念館で、仏像の鑑定へ。記念館の館長さん、副館長のシンジさん。京都市の教育委員会の白波瀬克則さん、京都新聞社の澤田亮英さん。それになんと仏師の江里康慧先生まで来ていただき、仏像をかこみ会が始まりました。さぞ如来さまも困惑していたことでしょう。
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伊豆天城 船原温泉

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